花森安治さん&『暮しの手帖』からブロガーも学ぼう♡メッセージの無い文章なんて何も書いていないのと同じ

今、暮しの手帖という雑誌と、初代編集長花森安治の文章がクローズアップされています。

朝ドラで、暮しの手帖社を興した、故)大橋鎮子をモチーフに『とと姉ちゃん』が放送されているからでしょう。

あるいは、またもや戦争に巻き込まれるのではないかという、きな臭い時代のせいかもしれません。

私は小学校5年生の夏休みから、家にあった暮しの手帖をすべて(100冊以上)読み、花森安治と彼が作った暮しの手帖を人生のバイブルとしてきました。

ですから、暮しの手帖や花森安治の仕事について、語り始めると止まりません。

ただ、文字数にも限度というものがあるので、今日は「メッセージ性」に絞って、書きたいと思います。

 

花森安治の文章にはメッセージがあった

 

松浦弥太郎、第二代編集長との比較

漠然と書き出すには、暮しの手帖は冊数も多いですし、何を書けば良いのかわからなくなりますので、申し訳ありませんが、第二代編集長の松浦弥太郎との比較で、書きたいと思います。

ちなみに花森安治の時代とは、1948年~1978年。

松浦弥太郎の時代は、2006年~2015年です。

花森安治は1911年生まれ。

松浦弥太郎は、1965年生まれ。

 

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松浦時代の暮しの手帖は、読みやすくなったが・・・

本当のところはわかりませんが、松浦編集長の暮しの手帖は、30才代の女性にターゲットを絞ったのだそうです。

商品テストはなくなり、どこにでもあるナチュラル志向の女性誌になった気がしました。

 

確かに、1978年で時計が止まってしまったかのようだった暮しの手帖が、変わったと感じました。

でも、読みやすくはなったけれど、それは私が知っていた暮しの手帖ではありませんでした。

 

何が違うのか、ずっと考えて思い当たったのは、メッセージが無いということでした。

 

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ありし日の花森安治さん

 

松浦編集長時代の暮しの手帖には、メッセージが感じられなかった

 

たとえば、ティーカップを紹介するとします。

花森時代ならば、数あるティーカップの中から「なぜそれを選んだのかという理由」が、ちゃんとあったのです。
誌面にそれを書かなくても、花森の胸の内にそれがあることを読者は感じ、その判断を信頼していました。

また、そのティーカップが置かれるテーブルはどのような状態でなければいけないか、家の中はどのような状態でなければならないかも、しっかりイメージされていました。

部屋の中は清潔で居心地が良く、ちょっとした工夫にユーモアがあり、喜びがあり、テーブルには家族みんなが笑顔で集まるイメージです。

 

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松浦弥太郎時代には、それは感じられませんでした。

単に綺麗なティーカップが紹介され、写真が載っているだけでした。
そこから、暮らし方への提言はされていなかったのです。

花森時代の暮しの手帖は、日常生活を美しくすることで、醜さの極みである戦争を人々の人生に入って来させないようにする意図があったと思います。

だからこそ、ただ便利なだけでなく、美しくあることを日常用品に求めたのだと。

平和な時代に生まれ育った松浦弥太郎には、日常の美も平和も、戦争がない時代も、みなデフォルトなので、あえてそれらをメッセージする必要を感じなかったのでしょう。

 

戦意高揚のコピーから、庶民の暮らしを豊かにする雑誌作りへ

 

花森安治には、大政翼賛会の外郭団体で戦意高揚のための標語を選んで、国内にいる一般市民を鼓舞していた過去がありました。

 大政翼賛会とは、官製国民統合団体のこと。
上意下達の国民生活統制機関、戦争遂行を鼓舞する国民運動推進機関として活動した。

「世界新秩序、統制経済、権力一元化を柱にドイツのナチス的新体制を模倣した」思想を持つ。

政府(=軍部)の提出議案はすべて賛成し、思想統制、経済統制をした。

 

ナチスのような思想を持つと聞くと、ぞっとしますが、戦前・戦中の日本では、珍しいことでもなく悪でもありませんでした。

しかし、敗戦後、花森は自分が戦争を賛美するという愚を犯したことに気づき、深く反省し、平和を思想としてではなく、一つ一つの家庭の実態を充実させ幸せなものにすることによって築こうとしたのです。

 

花森安治は、暮しの手帖の中で商品テストをし、良い物をすすめますが、決して物を売っていたわけではなく、それを使うことで得られる豊かさと、家族の幸せをベネフィットとして紹介していたのです。

 

まとめにかえて

 

集客できるブログを書くとき、

  • 話すように書け
  • 誰か一人に対して書け
  • 中学生でもわかるように、簡単な言葉で書け
  • それを読んでくれる人にベネフィット(利益)を与えよ

と言われています。

これらは、花森安治が、暮しの手帖編集部員に言っていた教えと同じです。

秘密の暴露や、下品な言葉、暴力的な言葉で集客する雑誌やブログがありますが、単に人を集めるだけの文章は、すぐにゴミとなってしまうでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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