元・結婚相談所カウンセラーは語る♡成婚に至る仕組みと、成婚退会するための心がけ

ども。結婚相談所で雇われカウンセラーをしていた経験がある伊勢久楽ミサです。

東日本大震災があった年に退職したので、もう5年前のことになりますね。
イジワルな上司が小池百合子センセイに似ていたので、小池さんのことは好きになれません 🙂

 

入会から成婚退会までの実際の流れ

どうしてこんな昔話をしようと思ったかと言いますと、婚活を頑張っている人と最近知り合いになったからなんですね。

結婚観て人それぞれだから、正解はありません。

結婚したくなったら相談所に登録して相手を探すというスタイルも、「婚活」という言葉が世間的に認知されてから、恥ずかしいことではなくなりました。

ちなみに婚活とはwikipediaによりますと

結婚活動(けっこんかつどう)は、結婚するために必要な行動。略称は婚活(こんかつ)。
就職活動(就活)に見立てて社会学者、山田昌弘が考案、提唱した造語。

とのことです。

言葉が初めて世に出たのは、『AERA』2007年11月5日号

私が結婚相談所に勤め始めたのが2004年で、この言葉を初めて耳にしたのは会社で昼食を食べていたとき、営業の人から聞いたのが初めてでした。

うまいこと言うなあという感想でしたね。

それまでどちらかというとジメジメしていたイメージが、この造語のおかげで、急にドライになった気がしました。

 

某結婚相談所で私がしていた仕事

私が勤務していた相談所は中堅どころだったので、会員数も多く、自社の会員どうしでお見合いをするシステムでした。

営業の方がご家庭に電話をかけて、独身男女の方に入会をお勧めしたり、有名大学の同窓会誌に広告を載せたりすることで、会員を募っていました。
私が退職する頃には、ネットからご本人が申し込んで来られることも多くなっていました。

入会前に相談に来られるときの対応は、営業部の人がして、入会時に、担当カウンセラーが紹介されます。

 

IMG_3311

 

入会時にすること

 

「これからこの人が、あなたにお相手をご紹介するカウンセラーです。なんでも相談してね」と引き合わされて、自己紹介し、会員活動の概要をお話し、結婚観やお相手への希望を伺います。

プロフィール用の写真をご用意になっていない場合は、カウンセラーがその場で撮影し、会員本人に選んで頂きます。

その日、カジュアルな装いで来られている方には、新入会員のためのオリエンテーションのときに、お見合いするときのような服装で来て頂くことをお願いして、そのときに撮影します。

 

IMG_3304

 

入会オリエンテーション

入会からご成婚に至る会社のシステムは一通りお伝えしますが、オリエンテーションにも参加して頂くようお願いします。

オリエンテーションは、入会してすぐの、まだご紹介が始まっていない時期の男女が同席して下記のようなことを行います。

 

  • ご紹介用紙の来るタイミングについてのレクチャー。
  • ご紹介に対する返事の期限についてのレクチャー。
  • 「お会いしたい」という返事をした場合、お相手にそれが届く過程。
  • お相手からの返事が返ってくる過程。
  • お見合いの席での心得(服装・話し方・話題の切り口など)についてのレクチャー。
  • 同席した男女で模擬見合いを実施して学んだことを経験します。
  • 互いのプロフィール(個人情報は隠したもの)を見せ合って、写真から得る印象などを話し合います。
  • 昼食をはさんで、午後にもレクチャーがあり、2時くらいに解散。

カウンセラーが新入会員に、このオリエンテーションへの参加をお勧めするのは、
実際にどんな会員がいるのかを目で確かめて頂くためです。

 

オリエンテーションに参加するのは、年齢も様々で自分の好みの人ばかりではありませんが、数時間同じ場にいて感想を語り合い、模擬見合いという初体験を共有することによって、「条件外にも良い感じの人はいる」ということを知って頂くことが、一つの目的です。

なぜなら、入会される方の大半は恋愛未経験な方が多く、そのため、結婚や結婚相手に過大な期待をしていたり、夢を持っていらしたりします。
女性は条件で相手を判断してしまうことが多いので、実際の会員に会うことで、ちょっと背が低くても、思いやりがあったり、一緒にいて楽しい人もいるということを体験して頂き、お相手様への条件が緩和されることを、会社(カウンセラー)は期待しているのです。

 

IMG_3305

 

 

それと、この時点の出会いで成婚に至ることがあり、それも会社(カウンセラー)は期待しています。

 

カウンセラーは、お相手への希望を伺って「見合い相手」を紹介しますが、書面に書いて出す条件と、フィーリングが合うかどうかは、また別なんですね。

だから、オリエンテーションの場で、互いに相手を意識しないで出会い・意気投合することで、年齢や職業など、本来お見合いで重要視することを飛び越えて、成婚してしまうことがあるのです。

午後2時頃解散というのも一つの戦略で、帰りがけに「みんなでお茶でもどうですか?」と、流れで喫茶店に行き、話しがはずんで夕食も食べ・・・エールを贈り合って友達になってしまう場合もあるのですが 🙂

帰宅後、カウンセラーに電話があって、「●●さんと正式にお見合いできないでしょうか?」というご相談がある場合もあるのです。

 

ご紹介は月初に出す

 

ダウンロード ピンクのPC

 

担当会員は、カウンセラーにもよりますが、一人で120~90名くらい担当しています。

会員は、休会会員と活動会員で成り立っています。

 

休会と活動

休会には色々あって、一つにはお見合いした人とお付き合いが始まったので、新しい紹介はストップして欲しいというもの。

あと、長期出張、海外出張、あるいはリストラにあって無職になったなど、仕事の都合での休会。

基本、男性会員は正職に就いていることが入会条件なので、途中で無職になると退会なのですが、休会しながら求職する人もいました。

もう一つは、ご紹介が断られたり、お見合いが断られたり、交際が終わったりして、傷心のため休んでいるもの。

親御さんが入会金を出して席はあるものの、全く活動する気がないもの・・・などです。

ちなみに、ネットからご本人の意志での入会が増えるにしたがって、席を置くだけの会員は減って行きました。
途中から、本人にやる気が出て活動し始める、もしくは退会して行かれたのです。

 

 

ご紹介を出す過程

 

2016 1 2 7

 

ご紹介は、ご希望に沿ってお相手を探します。

年齢、身長、年収、喫煙の有無、長男(長女)、一人っ子などの条件をもとにコンピューターで検索をかけ、該当する人の中から、顔立ちの好みや趣味などを見て決定していきます。

自分の担当会員が休会できるということは、登録している会員もまた、いつ休会するかわかりません。

ご紹介出しのサイクルは、月初にご紹介して、月内にお見合い、結果を見て次月のご紹介・・・というふうになっているのですが、今月のご紹介が終わった時点で次月のご紹介相手を探し始めます。(でないと間に合わないので)

ですが、候補に入れておいた人に、紹介前に突然「休会マーク」がついて紹介できなくなり、大慌てするということが毎月ありました。

このように書きますと、工場で結婚を作っているように思われるかもしれませんが、まさにベルトコンベアで運ばれるような、スケジュールです。

 

ご紹介~お見合い・交際までの流れ

私の担当会員A子さん

611a2410258f334a9b83e8698cf76cc0_m

 

月初:A子さんあてに、男性(1)のご紹介用紙を送ります。

A子さんは、紹介用紙を見てお見合いするかしないかを決めます。

しない場合、バツを書いて送り返します ⇒ 今月、カウンセラーからの紹介はありません。

する場合、○を書いて送り返します。

 

○の書いた用紙が返って来たら、カウンセラーは男性(1)にA子さんのプロフィールを送ります。

男性(1)は、A子さんからお見合いの申込書として、そのプロフィールを見、お見合いをするかしないかの連絡を、男性(1)のカウンセラーに返します。

バツだった場合 ⇒ 男性(1)のカウンセラーから私にバツだったという返事が入ります。
私からA子さんに「今回はお見合いにおつなぎできませんでした」という連絡を入れます。

○だった場合、お見合いになるので、お見合い設定係から、男性(1)とA子さんに連絡が行き、調整を始めます。

お見合いの日時と場所が決まったら、私も、男性(1)のカウンセラーも情報を共有します。

お見合い当日までに連絡し、服装やお見合いに関する相談に乗ります。

 

A子さんには、私からの紹介はもうありませんが、男性(2)や男性(3)から、お見合い申し込みのプロフィールが届くことがあります。

A子さんは、男性(1)とのお見合いの準備も進めながら、男性(2)や男性(3)のプロフィールを見て、良い感じなら、見合いを受けます。

A子さんがOKした時点で、見合い成立になるので、お見合い設定が始まり、A子さんは、その月のうちに男性(1)(2)(3)とお見合いすることになります。

そして、お見合い当日、もしくは翌日に、交際するか否かの返事を私にします。

男性たちも、それぞれ自分のカウンセラーに返事をします。

互いがOKなら、交際に進みます。

一般的には、二股交際は非難されますが、会員期間内に結婚相手をみつけなければならないという、コンカツの性質上、同時に二人以上の人と交際することもありえます。

その場合、カウンセラーが相談相手となって、できるだけ早い時期に一人に絞り込むように手伝います。

交際に進むと、次月以降のご紹介を止める人もいますが、紹介を受けながら交際する人もいます。

 

私の担当会員B子さん

17f28a4e88e09ffdcff6c2a9476a0b7b_m

 

私から、B子さんにご紹介した用紙にバツがつけられて返ってきた場合。
どういうところが気に入らなかったかを聞くために、即電話をして、希望条件の確認をします。

3回連続で、紹介用紙にバツがつけられたら、危険信号です。
私がB子さんの思いを汲み取れていないのか、もっと深い別の理由があって断って来ているのかの確認が必要です。

電話ではなく面談をして、しっかり話し合わないと、「私の希望する人を紹介してくれるカウンセラーに変えてください」と言われかねません。

B子さんのように紹介された男性が気に入らなくても、ほかの男性(2)からお見合希望のプロフィールが届いて、その人が気に入ればお見合いにはなります。私は、お見合いのお世話をしながらコンタクトを深めて、B子さんの気に入る紹介ができるように努力します。

 

私の担当会員C子さん

IMG_2108

 

私からの紹介用紙には必ず○をつけてくださるのに、お相手から断られてお見合いが成立しない。
そして、男性(2)などからのお見合希望のプロフィールも届かない。

この場合が一番キツイですね。

とにかく電話・面談をして、プロフィール写真を入れ替えたり、趣味を書き換える提案をしたり、出来る限りのことをします。

かっちりした黒系のジャケットの場合は、花柄ワンピースをお勧めしたりします。
でも・・・
「私、普段そんなワンピースは着ないので」と言われて拒否られたり。

ゴルフや乗馬や、サーフィンが趣味の場合は、別の趣味を探していただくように勧めたりします。
でも・・・
「他にはないんで」と言われて拒否られたりします。

ちなみに、ゴルフや乗馬は「お金のかかる人だ」と思われて、薄給の男子からは敬遠されることが多いです。
サーフィンは、特殊な人という感じがするらしいですね。自分もサーフィンが好きだという男性以外からは、ちょっと引かれます。

 

C子さんに変えて頂くところがない場合は、ご紹介の用紙を出す前に、事前に男性(1)のカウンセラーに「プロフィールを見ただけで断らないで欲しい」とお願いを入れることもあります。

断る断らないは自由意志なので、当然尊重するわけですが、バツがついて返ってきた用紙を見ながらカウンセラーから電話を入れてもらって、どこが気に入らなかったを聞いてもらいます。

「別にどこがイヤなわけでもないけど、今月忙しいから見合いできないなと思って」という理由だった場合、「見合いは来月でもいいから」とプッシュしてもらうとか。

「趣味がアウトドアっていうのがね」という理由だったら、「そうは書いてあるけど、音楽鑑賞とかケーキ作りなんかも好きだって、あちらの担当カウンセラーが言ってたから、一度会うだけ会ってみない?」など、プッシュしてもらって、バツを○に変えることもします。

※ 音楽鑑賞とケーキ作りの趣味は、もちろんウソじゃありませんからご心配なく。

 

ほかに・・・・

交際している人には、時々電話をかけて、その後の交際の実態を伺います。

  • あまり、デートもしておらず、交際に疑問を持っている場合には、ご紹介の再開を提案したり。
  • 結婚するかどうかのお悩み相談に乗ったり。
  • プロポーズのシチュエーションや言葉の相談に乗ったりですね。

傷ついて休んでいる人にも時々電話をかけて、紹介用紙だけでも見てみない?と誘ったり。

最悪のことですが・・・

「あなたの紹介は的外れだ!もう退会する!」というクレームに対処したりもします。

たいてい上司が出てきて、別のカウンセラーに替わります。

相性もあるので、それで査定が低くなるということはありません。

 

09947ea388606d6dc89e9596500157f3_m

 

 

 

男女ともに成婚する人の特徴

  • 素直。人から言われたことをひねくれて取らない。
  • 考え方が柔軟。条件がそもそも少ないし、固執していない。
  • 思いやりがある。自分のことより相手の気持ちを考えてあげられる。
  • 誠実。うそをついたり、騙したり、いいかげんだったりしない。
  • 前向き。見合いや交際が不調で終わっても、さばさばと次に向かう姿勢がある。
  • 育ちが良い。常識的で、考えにかげりがない。
  • 現実的。しっかりと現実を見て受け止めることができる。計画性と実行力がある。

 

これらのような資質の人は、オリエンテーション成婚か、2~3回目のお見合いで交際になり、3ヶ月以内に成婚退会するパターンが多かったです。

 

まとめにかえて

ひとの出会いから結婚までを、工場でパンケーキを作るみたいに、スケジュールに合わせようとすることに無理を感じるかもしれませんが、1000本ノックのように、次から次へとお見合い・交際することで、異性を見る目を養うのも一つの方法だと思います。

実際、会員期間中には成婚できないで退会した人が、コンカツ活動を経たからこそ出会いを活かして結婚できたと報告くださったこともありました。

断られたとき、どこが嫌で断ったのかをカウンセラーを通して聞いて、改善していくことで、自分を磨くこともできますので、結婚相談所の会員になることも悪くはありませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

主婦起業を応援する「起業専門タロット占い師」です。 忘れっぽくても目標を見失わない! 決意と行動をひも付ける手帳「nicca branding diary」も制作しています。